「Chains」のジョージは声がかすれている

毎日の作業が夜遅くに終わってから布団に入るまでの時間、パソコンの電源を切って部屋の明かりも落とし、レコードを聴くのが最近の習慣。かつてはそんな時間にチューハイをがぶ飲みしていたが、毎晩常習的にアルコールを摂取するのをやめた代わりに、集中して音楽を聴くことが増えた。先日はビートルズの「Please Please Me」をかけた。これこそ何千万回聴いたかというものだが(言い過ぎである)、その晩に聴いたときは「Chains」を歌うジョージの声が少しかすれているのが耳に引っかかった。ジョージのガラガラ声といえば1974年の「Dark Horse」で、多忙なスケジュールと私生活トラブルの中で制作されたために荒れた声で歌わざるを得なかったのだが、「Chains」を歌うジョージもわりとハスキーな声なのだ。 Chains (Remastered 2009) このアルバムでジョージがリードヴォーカルを取るもうひとつの曲、「Do You Want To Know A Secret」では澄んだ声で歌っている。アルバムに収録されている14曲のうち10曲が1963年2月11日、たった1日のセッションで録音されたことは周知のとおり。アルバムのB面ラストを飾る「Twist And Shout」は録音順も最後で、ジョンが喉を潰しながら渾身のシャウトを決めた。ジョージの喉に疲れがうかがえる「Chains」も最後のほうに録音されたのかな、とおなじみのバイブル「The Complete Beatles Recording …

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