台風過ぎて、定点観測の梅

台風19号の被害に遭われ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。河川の氾濫などで被災されて平穏な日常を奪われた方々が、一日も早く普段の暮らしに戻れますように。

自分の暮らしている地域も、台風襲来当日は市内の川が氾濫寸前までいって近隣まで避難指示が出され、スマホや防災無線からの警報が昼から夜まで鳴り止まなかった。防災無線では、いつもの市役所職員の声だけでなく、Jアラートの試験放送でたまに聞く無機質なおっかない声、しまいには市長さん自らが登場して、対象地区名を挙げて避難を呼びかけていた。風雨自体はそれほどでもなかったが、スマホもけたたましく鳴り続け、危機感は喚起されまくって大変に気疲れした。夜8時頃には川の水位が下がって警報も収まり、一夜明けた翌日は台風一過で晴れたものの、夕方まで冷たい強風が吹き付けていた。大規模な河川氾濫のニュースが大きく報道され、親しい友人や縁のある場所など、周辺の諸々が無事かどうか心配で、なかなか気持ちが落ち着かず。今朝は強風もやみ、友人宅も浸水を免れたという知らせがあって、だいぶ平穏を取り戻した。朝食後の散歩にも出て、いつも朝の挨拶をする神社に自らの無事を感謝し、梅の定点観測もしてきた。

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まだ木の葉は緑。台風の影響も特になさそう。どんどん寒くなってきているので、夏と変わらない姿が見られるのもあとわずかだろう。いつもの散歩コースで定点観測ができる普通の日常の有り難さ。一時は、本気で避難ということになるかも、とかねてから準備の非常用持ち出し袋を再確認したりした。水と非常食と手回し式充電器が付いた懐中電灯。こんなミニマムな備えでも、かなりずっしりと重たい荷物になる。もし土砂降りの中、避難所まで歩いてびしょ濡れになったら風邪を引いてしまう、と上下の雨がっぱを物置から探し出した。スマホにも防災アプリを今回はじめて入れて、市内の川の災害レベルが上がっていくのを見守ったり、自宅が浸水危険地域に入っていないか確認したり。ああ、猫たちはどうすればいいんだ。申し訳ないけど2階にいてもらうしかないか。ご飯をたっぷり置いておかないと……まだ昼間で用意をする時間もあったし、風雨自体はそれほど強くなかったから気持ちにも余裕があったけど、もし夜遅く、激しい嵐の中で着の身着のまま避難を余儀なくされたら、と想像するとあまりにも恐ろしい。できることなら、明るいうちに早めの避難。今回、災害経験皆無の自分にも、何というか予行演習的なものが少しはできたかもしれない。少なくとも、「本番」はこれの数百倍恐ろしいのだ、身を守る備えをできる限りしておこう、という心づもりは持つことができた。