定点観測の梅、雪の幻

昨晩、雪が降っていたとは知らずに寝ていたが、朝起きたら庭は雪景色だった。朝食後、少し外に出て近所の里山を眺めると、普段とはまったく違う白い世界。ここは寒冷地だが積雪は多くない。とくに今年は暖冬。何だか居ても立ってもいられなくなって、景色を見に歩きに出た。午前中に予定があって朝の散歩はしないつもりだったけど、どうしても雪景色には抗しがたい。 適当に戻るつもりだったけど足はどんどん進み、結局30分は歩いた。そして定点観測も。 固いつぼみがついた赤みがかった枝に雪が積もって、とても綺麗。定点観測では冬のこういう姿も残しておきたかったので、やはり歩きに出てよかった。 用事を済ませ、午後になるとむしろ春のような陽気になり、里山の雪は嘘のように消えてなくなっていた。何となくこうなるだろうと思っていたので、朝のうちに見ておきたかったのだ。今朝の雪景色の写真、もう今見返してもすでに幻のようだ。

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真冬の花を探せ

この季節は朝の散歩もあまり楽しくない。元々寒いと気分が落ち込む上に、今年の冬は冷え具合が中途半端でかえってしんどい。どうせ冷えるなら記録的な寒さ、窓の外には林檎売り、氷の世界が見たいのに。道ばたの植物に目をやっても枯れ草ばかり、今はめでる花もなし、と思っていたら、目に入ってきた花があった。石碑の下でドライフラワーみたいに咲いていた。 葉は茶色に枯れていて、去年からの咲き残りという感じだが、この1月に黄色い花なんてこのあたりでは見かけないので、印象的だった。何の花かわからないけど、福寿草のことを思い出した。咲くのはまだまだ先だけど、来月まで待てば見られるだろう。福寿草は冬のうちからいち早く咲いて、寒さに冷え切った心を元気づけてくれる花。しばらく歩いているうちに、今朝は花探しに集中することに決めた。当ブログ、冬は園芸記事が書けなくて自分的にどうにもバランスが悪いのである。園芸記事に載せる写真を撮るのだ。真冬の花を探せ。 まず民家の庭から石垣にこぼれて咲いている花を見つけた。 この赤紫の花、シバザクラ?やはり葉は茶色いけど、可愛く咲いている。先日も、雨上がりの午前中、歯医者さんに出かける途中に道ばたの花壇で同じ花が目にとまり、写真を撮っていた。そちらはこの記事の見出し写真に使った。春に咲く花なのに、冬から頑張って咲いてるんだな。 山を登る急な坂道ではキジを見かけた。散歩中にキジを見たのは初めてだった。登り切った後の下り階段では、ジョウビタキも何羽か見た。オレン…

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定点観測の梅、Bare Trees

前回の定点観測記事から一週間も経っていないが、枝に残っていた葉も週末の雨ですべて落ちてしまったのだろう、完全に冬の姿になった。 すでに枝の先に赤みが差して、つぼみが付いている。来年の春に向けて、着々と準備が進んでいる。冬に入った途端、こんなに早い時期からつぼみを付け始めるなんて、定点観測をするようになってはじめて知ったことである。シーズン・サイクルに従って一年中動き続ける梅の木に、休んでいる暇はないのだ。 今回は、完全に落葉して枝だけになった木を見ながら、「Bare Trees」という題名のアルバムがあったなあ、と思い出していた。フリートウッド・マックの1972年作品。自分がこのバンドを知ったのはかなり遅くて、ピーター・グリーンのまるで剣豪のような切れ味のブルースギターに惹かれ、ブルースバンド然としている初期の作品ばかり聴いていた。「Bare Trees」では、ピーター・グリーンはとっくに脱退。シングル「Albatross」から加入したダニー・カーワンが参加した最後のアルバムとのこと。ピーター・グリーンによれば、「Albatross」はダニー・カーワンが加わらなければ形にならなかった曲だそうで(Wikipedia - Danny Kirwan)、この曲を大いに参考にして生まれたビートルズの「Sun King」も、ダニー・カーワンがいなければ存在しなかったことになる。 Fleetwood Mac Albatross live 1969.10.09 Pop &…

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